先日、人生初のトライアスロン、館山わかしおトライアスロン2024に挑戦してきました!
初のトライアスロンで不安でしたが、結果としては無事に完走することができました!
初挑戦のため分からないこともありましたが、事前準備を入念に行うことで、目標だった「完走」に辿り着けました。
この記事では初心者の私が実践したトライアスロンの事前準備や、大会当日の流れについてお伝えしたいと思います。
トライアスロンに初めて挑戦される方・興味のある方、ぜひ参考にしてみてください!
トライアスロン 事前トレーニング
私がトライアスロンに参加したきっかけは、年末の忘年会でトライアスロン経験者の上司に「一緒にトライアスロンに出ないか」と誘われ、安易に「ダイエットできそう」「新しいチャレンジをしてみたい」という好奇心で参加を決意しました。
そのため、年末の2023年12月から、大会本番の2024年5月26日までの約6か月間で準備・練習を行いました。
トライアスロン練習前の私の運動経験は以下の通りです。
- 26歳、普通体型。月に1~2度ジムで運動するくらい。
- 直近5年間はランニングはしていないが、中高時代に走り込みの経験あり(ランニングには特に不安なし)。
- 水泳はほぼ経験なし。クロールができるくらい。
- 自転車も経験なし。
私が参加登録した「館山わかしおトライアスロン」は”オリンピックディスタンス”ルールが採用されており、「スイム:1.5km、バイク:40km、ラン:10km」で完走となります。
ここからは各競技毎に行ったトレーニングを紹介します。
スイム
私の場合、水泳経験はほぼ無かったため、水泳の練習を優先的に行いました。
水泳のトレーニングは以下の通りです。
- 週に1~2回プールに行く
- 毎回、体がきつくなるまで泳ぎ続ける(初回は150mくらい、最終的には1.5km)
- トライアスロン前に1度だけ海でレッスンを受講
初回のプール練習では150m程で体がしんどくなり、正直「トライアスロンの完走無理じゃね?」と自分自身でも思っていました。
ただ、練習を重ねるごとに少しずつ距離を伸ばしていき、ラスト1か月間の練習では本番同様1.5kmを泳げるようになりました。
スイムトレーニングはプールにもぐっているときに非常に退屈なため、防水の骨伝導イヤホンで音楽を聴きながら泳ぐことで、気分を上げて練習に取り組みました。(プール施設によっては骨伝導イヤホンが禁止の場合も有ります。利用前に施設にご確認ください。)
また、海でのレッスンは結果的に非常に有益でした。
プールと異なり、本番の海にはレーンが有りません。海の中で真っすぐ泳ぐことは難しく、途中で泳ぎを止めて周りを見渡す必要があります。
レッスンでは「どのように周りを見渡すか」を丁寧に教えてくれます。本番でパニックにならないためにも一度受講することをオススメします。
ランニング
ランニングは学生時代に走り込みをしていたため、比較的に不安は少なかったです。
ただ、社会人になりランニングをすることは滅多になかったため、以下の要領でトレーニングをしました。
- 週に1度(多いときに2度)、ランニングを行う。
- 距離は5km もしくは 10km(当日のコンディション次第)。
- たまに友人を誘ってランニングを行う。
ランニングは初回は5kmでしたが、3回目のトレーニングでは10km走れるようになりました。
その後は練習当日のコンディション次第で5km・10kmのいずれかを走りました。トレーニングを経て10kmは頑張れば走れる、ということが分かったため、ランの競技単体には大きな不安は無かったです。
ランニングであれば一緒に走ってくれる友人などを見つけることができ、トレーニングの継続も比較的簡単にできました。
バイク
バイクは経験は無いものの、なんとなく自転車を40km漕ぐイメージは持てていたため、ほとんど練習をしませんでした。
(そもそも、ロードバイクを持っておらず、練習ができませんでした笑)
高いロードバイクを買ったとしても、トライアスロン以外に利用するイメージが湧かなかったため、本番1週間前にネットで4万円ほどの安価なロードバイクを購入しました。
(これが後のトラブルに繋がります笑)
↓ 実際に購入したバイク
ロードバイクを組み立てた後に、2回ほどの10kmのサイクリングを経てトライアスロン本番に挑みました。
トライアスロン 大会当日の流れ
継続的なトレーニングを経て、トライアスロン当日を迎えました。
当日の流れをご紹介できればと思います。
当日の持ち物
持ち物は「ゼッケン・ボディシール(事前に運営から郵送)」「タコ糸(ゼッケンを付ける用途)」「ウェットスート(友人から拝借)」「ゴーグル」「ロードバイク」「サイクリングコンピューター(自転車速度を図る器具)」「ヘルメット」「ランニングシューズ」「ランニングウェア」「ボトル」「飲み物」「アミノ酸」と最小限の持ち物で挑みました。
用具に関しては、まだトライアスロンが1回限りの経験か、何度も行うのか判断がついていなかったため、安価なモノを用意しました。
スタート前
当日は友人にレンタカーを運転してもらい、館山の会場に向かいました。
会場に到着後、ゼッケンの着用・ボディシールの準備をし、トランジションエリアに荷物を置いたあとに、海で試泳をし、スタートを待ちました。
(会社の上司と同じ大会に参加していますが、スタートタイミングが異なったため、スタート前には会えませんでした。)
スイム(1.5km)
初挑戦で緊張している中、競技スタート。
最初は「スイム(1.5km)」。海の中が透き通っており魚が泳いでいるのを横目に、練習してきたペースで着々と泳ぎ続けました。
トライアスロンで途中リタイヤする原因の多くは「スイムで周りのペースに合わせ急ぎすぎて息切れしてしまうこと」と聞いていたため、周りの方のペースが速いのは無視して、着々と自分のペースで泳ぎ続けました。
何度も波に流され進路が変わりながらも、1mずつ泳ぎを進め、最下位付近ではあったものの1.5kmを何とか泳ぎきることができました!
バイク(40km)
トランジションエリアで水分補給をしながら、ランニングウェアに着替え、ランニングシューズを履き、ネットで購入した4万円のロードバイクにまたがりました。
ロードバイクを漕ぎ始め、レース1周目で早速違和感が・・・。「漕いでる回転数同じなのに、周りの人早すぎない!?」
ここで気付いたのが「ロードバイクの性能の違い」。周りの人は恐らく数十万円のロードバイクを漕いでいる傍ら、4万円のロードバイクを漕ぐ私。
まるで他の人は電動自転車を漕いでいるくらいの違いがありました。
スポーツ(トライアスロン)の世界も結局”カネ”なんだなと・・・笑。
このような状況になりながらも、周りのペースに乱されず、自分が心地よいペースで漕ぎ続け、約100分間でバイクを終えました。
ラン(10km)
スイム・バイクを終え、ランに移行。
ランは苦手意識は無かったため、スイム・バイクで後れを取った分、着実にランナーを抜かし、走り続けました。
何度か「歩こう」という妥協の思いが出てきたものの、友人の応援などを力に、ひたすらに走り続け、ゴールを迎えることができました。
ゴール後
無事、ゴールテープを切り、念願だった「トライアスロン完走」を達成。記念品などを受け取ったのち、道中で倒れこみました。
疲れていたものの、達成感で満たされました。
遅れてスタートを切った上司のゴールも見届けたあと、友人と銭湯に行き、帰りに祝杯をあげ、帰宅しました。

私が感じたトライアスロンの魅力
トライアスロン初体験を経て、私が感じた魅力をお伝えさせていただきます。
運動習慣が身につく
まず1つ目はトライアスロン完走に向けて運動習慣が身に付きます。
私の場合、トライアスロン準備前は月に1度ジムに通うくらいでしたが、トライアスロン準備期間中は週2~3回ほどの運動を行うことができました。
運動習慣を身に着けることで、私の場合は半年で3kgほどの減量に成功しました。
達成感を得られる
次の魅力は「達成感を得られる」です。
トライアスロンは完走するまでに、長期のトレーニングを必要とします。過酷なトレーニングを行った分、完走したときの達成感は凄まじいです。
私の場合、初挑戦での完走後には「2回目の参加は無いかな」と思ってましたが、あの達成感を忘れられず、もう一度チャレンジしたいと今は思っています笑
達成感を得られると自己肯定感の向上にも繋がり、自分に自信を持てるようにもなりました。
話のネタになる
最後の魅力は「トライアスロンは話のネタになる」です。
会社の同僚、友人、合コンなどで雑談をするとき「トライアスロン」というキーワードを出すと興味を持ってくれることが多く、話が盛り上がります。
話の中で「ストイック」という印象も持ってくれることも多く、ポジティブな見られ方をすることが多いです。
さいごに
今回は初挑戦のトライアスロンについて、どのような準備を行ったか・本番の体験談についてお伝えさせていただきました。
体力的に厳しい競技ですが、準備を行えば必ず報われる競技でもあります。
この記事を読んでくださった方が、トライアスロン完走ができることを祈っております!